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「俺」「鬱」など196字OK 改定常用漢字表を答申(産経新聞)

 常用漢字表の見直しを進めていた文化審議会は7日、現行表に「俺(おれ)」など196字を追加する一方、5字を削除して計2136字とした漢字小委員会の改定常用漢字表を川端達夫文部科学相に対し、答申した。今回の改定では、パソコンや携帯電話など情報機器の普及で漢字の変換が容易になったことを踏まえ、「鬱」など画数が多い漢字も加わった。常用漢字の見直しは昭和56年以来、30年ぶり。年内にも告示される見通しだ。

 「常用漢字」は、放送や新聞、公文書などに日常的に使われる漢字の目安となるもの。パソコン機器などの普及で「変換する」道具が加わったことを受け、文化審議会は「すべてを手書きできる必要はない」と判断。「語彙(ごい)」の「彙」や「憂鬱(ゆううつ)」の「鬱」など、画数の多い漢字が追加された。

 府県名に使われる漢字として、埼玉の「埼」、大阪の「阪」、栃木の「栃」、福岡や静岡、岡山の「岡」、茨城の「茨」、奈良の「奈」、愛媛の「媛」、山梨の「梨」、岐阜の「阜」、鹿児島の「鹿」、熊本の「熊」の計11字が追加され、都道府県名はすべて常用漢字で書けるようになった。

 法律でよく使われる賄(わい)賂(ろ)の「賂」や毀(き)損(そん)の「毀」、「禁(きん)錮(こ)」の「錮」、「勾(こう)留(りゅう)」の「勾」の計4字も入った。

 また、「貼(は)る」や「唄(うた)」、「匂(にお)う」なども追加されたため、「張る」と「貼る」、「歌」と「唄」、「臭(にお)う」と「匂う」などが状況に応じて使い分けることが可能になった。

 読み方でも、これまで「私」は「わたくし」だけだったが、「わたし」も認められるようになったほか、「委ねる(ゆだねる)」や「応える(こたえる)」なども認定された。

 一方で、障害を「障碍(がい)」と書くことができるよう要望が多かった「碍」や、東京都三鷹市が計4回に渡って文化庁に要望していた「鷹」の字は「使われる熟語が少ない」などと見送られた。ただ、政府の障がい者制度改革推進本部が「障害」の表記について議論しており、今回の答申では前文に「結果によっては改めて検討する」とした。

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by tep2kilgac | 2010-06-07 21:26